戦争と貧困、恨み・憎しみがはびこる時代。
隣国同士の戦乱を困惑し見守る、戦火も届かぬ国、アルカディア。
この国に、戦争に次ぐ第二の世界的脅威「WOLF<ウォーフ>」を退治することを生業とする青年がいた。
青年、アレス・イオスは、18歳にして国でも5本の指に入るほどの戦いのプロと呼ばれている。

そんなアレスに、はるか遠方から「WOLF」退治の依頼が舞い込む。
腕が立つとはいえ、何故わざわざ遠方に住む自分に依頼をするのか。
怪しげな依頼人に警戒しつつも、アレスは相棒のフォーリィを引き連れ、「WOLF」がいるという大陸北部のユースウェル山脈へ向かった。



目的地についた早々、別行動をしていたフォーリィが姿を消す。
勝手に遠くへ行くわけが無いと疑いつつも、アレスはフォーリィを探し始めた。

そこでアレスは、黒い服を着た怪しげな者を見かける。
彼らはフォーリィをさらった一団の者であった。

黒服の男を倒し、一路フォーリィを救うため、一団のアジトへ向かうアレス。

その後姿を、紫髪の女が見つめていた。